埋火の夢やはかなき事ばかり(正岡子規)

今日読み終えた本から良いなと思った文章をそのまま写します。

 

  「読むだけで心ときめく美人のことば練習帖」

                        岩下 紀子

▼薄火

 昔は、寒い時期には火鉢や炉を囲んで、暖をとりました。そんなとき、消えないように灰にうずめた炭火のことを、「埋火(うずみび)」と呼びました。こうすると火の持ちがよくなる、という暮らしの知恵だったのですね。

 転じて「埋火」は、「人の心の奥に潜む情熱」の意にも用いられます。

埋火の夢やはかなき事ばかり」(正岡子規)

「これもやりたい」「あれもやろう」と思いながら、いつのまにか灰のようになって消えてしまった夢を埋火に重ねた、子規の句です。あなたの心の埋火は何ですか?

それを実現できるかはわからなくとも、心に情熱を持って生きることが大事なのかもしれません。

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あなたの心の埋火は何ですか?

 

私の心の埋火はなんだろか。

思えば20代やりたいことは沢山ありましたが、いつの間にか消えてしまっていました。

年を言い訳に、もう元気がないと自然に挑戦しないことが多くなってきたと気づかされた文章でした。

 

 これから春を迎え、気分が軽くなってきたところです。

暖かくなったら、自転車を乗ろう、バーベキューしよう、テニスをしよう、旅行をしよう、とにかく楽しいことをやりたい。そう思います。