たんぽぽ

私は人が好きだ。と思ってきた。

だけど、人と群れるのは嫌いなのかもしれない。

皆と一緒にいることは好きだ。

だけど合わせるのとか、

ちょっと皆と合わないと思ったら一人になりたいと思う。

一回皆と仲良く和の中で楽しくして、気づけば自分から去っていく。

そして今、自分は一人だなと思う。

 

綺麗に言えば

タンポポの綿毛と似ているなとバスの中で思う。

大勢の綿毛の中で楽しく過ごし、風と共に独り立ちをし、太い根をはり、どっしりと地面に構え、また綿毛になって別のところに向かう・・・

そしてタンポポの葉は苦みのある味がする。これを色々経験してきた味としたならば、

タンポポで人生が語れるのではないか。

 

私は綿毛のようにふわふわ漂い未だに居場所をさがしている状態なのだろうか、いつか太い根をはり、どしっと構える日がくるのだろうか。