ご飯盛り
新しい職場に食堂がある。
普段は経費削減のためにお弁当をもっていくんだけど、その日は会社帰りに用事があったので、弁当箱という余計な荷物は持ちたくなかった。
安くラーメンにしようと思ったけど480円だった。
定食は５００円か。そんなに変わらないから定食にしよう。
以前勤めていた会社の食堂は一律２００円だった。
なのでちょっと高いなと内心思った。
食堂の台からメインの唐揚げと茶碗に盛ってあるごはんが出てきた。
ごはんがバン！！って出てきた。いや
バン！！ガラガラ かな
そして出した従業員はそそくさと作業に戻った。
そのごはん。
茶碗にはごはん粒があちらこちらについていた。
「汚い」
と思った。
「もっとちゃんとごはん盛れないんですか？」
と言いたかったけどそんな身分じゃないから言えなかった。
皆はなんとも思わずこのごはんを食べているのだろうか。
私はもうこの食堂でお金を払って食べるのは控えようと思った。
以前の職場は２００円で、ちゃんと思いやりのある定食を出してくれた。
温かかったな。
こうゆう思いやりが売り上げを作っていくんだなと感じた。
おばちゃんの優しい気遣いも懐かしく思う。
自分は人に恵まれていたなって。
私も思いやりを大事にしようと思う。
前々職の仕事はホテルで朝食の”ご飯盛り”という仕事があった。
何百人もの人数のご飯盛りを大・中・小 に分けて盛っていく。
はじめはやはり先輩からは
「盛り方汚い」
とよく指摘されていた。
ご飯を綺麗に盛るのは案外難しい。
ごはん粒をつぶさないように下からすくって盛るのだ。
ご飯粒が飛び散っていたら、これはプロの仕事ではないと怒られた。
百歩譲って、ごはん盛りは難しいから仕方がない。
でもそのバンという出し方はやっぱり許せない。
休憩時間の神聖な時間に怒りを感じてしまったから。
最近はどこのお店に行っても目につくところはある。
店員のおしゃべりとか、目を見ないで「ありがとうございます」と心の無い挨拶をしてくる人。
必要なものを買いに来ているから商品をゲットできればそれでいいんだけど、”こんな人から買ってしまった”と腹立たしくなる。
その商品価値も下がってしまう。
これだったら確かにネットやロボットから購入した方が怒りもなく心穏やかに良いと思ってしまう。
あれ
日本の良い文化って「おもてなし」
じゃなかったっけ？？
外国のそうゆうスムーズな買い物をマネするのも良いけど、日本の大事なところが失われて、それこそ日本の価値がなくなる気がする。
新型コロナのせいで他人と関わらない文化になってきているけど、それも悲しい。
たしかに人と関わらないのは楽だけど。つまらないことが多くなった。
自分が心狭いだけなのか、なんなのか。
どう思います？
皆と同じく皆といたい
今まで正社員だった私は明日派遣社員になる。
正社員じゃないことがこんなに不安になるなんて。
派遣先の担当者は、
「毎週小テストがあって、既定の点数がとれなかったらそこで勤務は終了になりますのでご了承ください。」
とか言ってくる。
生活がかかっているのにそんなのありなのかな。
いきなり今日で終わりです。って言われたらどんだけ困るのか。
そんな危険な道を選んだ自分がバカと思えてきた。
来年は、楽しく暮らそうって、土日休みにして、趣味をして友達と遊んで、
今まで我慢してきた分楽しもうと思っていたのに。
毎年少しでも出ていたボーナスがないと思うと不安。
ぎりぎりの生活になるのが不安。
ギリギリ、カツカツの生活になって心も貧しくなっちゃうんじゃないかって
心配で心配で、仕事掛け持ちとかしてるし。
ほんと自分はバカだな。
バカだなって今年何回思ったのだろう。
引っ越しの時、仕事辞めた時、仕事決めた時。
ほんとバカだよな
器が小さいくせに、大きなことやるから気持ちがあふれて頭が変になりそうだよ。
自己啓発本の読みすぎで色々勢いがついちゃった。
鬱になりかけたから、会社やめようって思ったけど
今は正社員が一番良いんじゃないかって思うんだよ。
その恵まれた環境を自分で手放した。
そしてうじうじしている。
会社が嫌というより自分をとことん責める自分がいて、
原因が自分だから解決策はないと思ったんだけど、
周りの目が気になりすぎて、
いつまでこんな孤独が続くのかと思うと悲しくて悲しくて。
夜遅くに帰ることが多いから、不規則が原因じゃないかなって思ったんだ。
規則正しい生活を送りたいって
自分の好きに生きてみよって。
会社が作ったスケジュール通りに生きるんじゃなくて。
誰かの大切な時間を優先する前に、
自分の大切な時間を大切にしようって思ったんだよな。
毎年会社で過ごしていたお正月だって
今年は家族と、
羨ましかった紅白歌合戦をみて家でダラダラ過ごせるし、
おせちだって家族で食べれるし。
考えたら私って、
皆と同じように生きたいのかも。
皆と同じは嫌だ、個性を大切にしたいと思ってたけど、
皆と同じく、朝、昼働きたい
皆と同じく、夜帰りたい
皆と同じく、土日休みたい
皆と同じく、祝日は休みたい。
目立ったことはしたくない。
ちょっと変わった道には行きたくない。
皆と同じく皆といたい。
皆と違うことはカッコいいけど、孤独が一緒についてくる。
もう孤独はいらない。
皆と同じく皆といたい。
ばかだなと思う行動にはそうゆう思いが詰まっている。
そうするには無理やりでも変えないといけないと思ったのは確か。
婚活パーティー①
夜遅くにカップラーメンを食べた。
太るとか気にしていたけど今日はいいや。
夕方に婚活パーティーに参加した。
おそらく私を『いいね！』
と思ってくれた人はいなかったみたいだ。
あぁ、なんで私は・・
って思いが溢れてしまっていた。
他の人は自然に交際して適齢期になったら結婚して、まさに理想な人生を歩んでいるのになぜ私はそのレールに乗れないのか。何がダメだったんだろう。顔？職業？服装？
もう孤独は嫌。孤独は嫌だけど、友達はもう皆パートナーがいるし、
周りは幸せで更に苦しくなる。
youtubeで『〇〇歳はもう賞味期限』とか『〇〇歳はアウト』だとかゆう動画を見てしまったから、なおさら落ち込んだ。
結婚していない女性をアウトだとか賞味期限とかまるで悪いみたいに言ってくる。
そして私もそれを間に受けてしまっている。
もう少し芯のある人間になれればいちいち振り回されることはないんだろうけど。
姉と電話した。
姉は都会ではなく田舎で暮らしている。
「そんなところでずっとくらしていたらパートナー見つからないから早く都会に来た方がいいよ。」と言った。
「私は逆に都会にいきたくない。人がいっぱいいるから人と比べてしまって、あなたはいつも苦しそう。私は結婚とかもうあまり考えてない。日本って、結婚しなきゃいけない風習があるから世間の目とか気になって、辛いよね。」そう言っていた。
「たった男性13人参加の婚活パーティーで、あなたのことを良いと思ってくれる人がいなかっただけで、あなたは自分で自分を全否定している。職業も身なりも悪いわけではないのに。私はそこまで自分のことを追い詰めない。」
私は何かと人の目を気にしてしまう。
人の目がに気になるから、職を変えた。
人の目が気になるから、一人暮らしをしている。
そんなことでいちいち悩んでいる自分はすごくちっぽけ。
堂々と生きろ！自分！！
私を良いと言ってくれる人が必ずいるはずだから
もうそんな気持ちになるな。
切り替えて
明日もまた参加してくる。私はもう孤独は嫌だ。
決断する時に
最近寒くなってきたから今日は湯船に浸かって暖かくして寝よう。
桃の香りのするバスクリンを入れた。
今日は23時までテニスをして、帰宅してきた。
湯船に浸かりながら「今日はテニスに行ってよかった」と思う。
メンバーは皆明るくて、
プライベートでは色々抱えているのかもしれないが、そんなことはあまり感じさせずにいつも気持ちの良い笑顔で接してくれる。
私もこんな風になりたいなと思う人達ばかり。
過去の自分に、「このメンバーに会えるような行動を起こしてくれてありがとう。」
そんなことを思いながらしばらく湯舟でゆっくりしていた。
運動して湯舟に浸かったし、体はポカポカ、最高のコンディションで布団の中に入る。
だが中々眠れない。
最近は余計なことを考えてしまうのだ。
会社を辞めた。その判断は正しかったのかどうか、
考えても無駄なことを考えてしまう。
その度に、”その決断は正しかった”という理由を考えて自分を納得させて眠りにつく。
私はいつも何かを決断するにも「お伺いをたてる」ことが多かった。
誰かに「いいねそれ」だとか、「こうした方がいいよ」に従うことが多かった。
特に親の言うことは間違いがないと思っている。
しかし、
社会人になって「自分で決断しないと」という気持ちが出てくるようになった。
事後報告が多くなる。
「いいね、やったらいいよ」この言葉がないだけで、すごく勇気のいる行動になる。
相談しながらも
「あなたの人生だから自分で決めなさい。」
「選択に間違いないように自分の思う通りにやりなさい」
そう言われたときは
「そうだよね、あなたには私の人生なんて関係ないよね」
そう卑屈な気持ちにもなることもあった。
自分に自信があるかどうかでこんなにも卑屈になったり不安になるものか。
自分の人生なのに。
失敗したくないし、成功できる道しるべを誰かに教えてもらいたいって。
だからこんなに考えてしまうんだろうな。
【失敗してもいいじゃない。】それは自信のある人が使う言葉。
決断をするとき、いつも出てくるもう一人の自分。
この人が出てきたら私は挑戦する気持ちが湧いてくる。
「今までの方が安心だし、嫌なことも我慢すればいいのではないか。この先安泰だし」
とうじうじ考えているとき
『そうだよねあなたには行動する勇気がないよね。』
『勇気がないよね。』
この一言でよし、やってやるぞって。思い切って行動に移す。
----------------------------------------------------------------------------------------------
～夢で～
私は友達と学校で勉強していた。
その帰り道、知らないおじいさんから姉のことを尋ねられた。
「姉ならうちにいます。」
と家の外から姉の名前を叫ぶ。
両親が顔をだす。
姉がでてくる。
「昔お世話になってね」とおじいさんが言い、姉とお話をする。
このおじいさんは余命が短くてお世話になった人に挨拶して回っているんだなと感じた。
姉も誰かの人生の１ページになっているんだな。って思った。
両親は暖かい目で見守っていた。
------------------------------------------------------------------------
両親は暖かい目でいつも見守ってくれている。
相談せずに決めた私の決断に反対もせず、
うるさく尋ねることもせずに
いつも味方になってくれる。
両親の優しい笑顔。
だいじょうぶ、その判断は間違ってないやってみよう。って。
そう思えた。
家族で過ごした日々が私を勇気づけてくれている。
＃決断 ＃会社退職
時の流れに期待して
中学生の時、高校生になれば楽しい毎日が過ごせると思った。
高校生の時、大学生になれば楽しい日々が過ごせると思った。
大学生の時、社会人になれば楽しい時間を過ごせると思った。
社会人になった時、結婚すれば家族と楽しい時を過ごせると思った。
あぁ、自分は未来に期待ばかりして「今」を生きていなかったのだろうか。
未来の自分が現状を変えてくれると期待していた。
30歳になった。「結婚」という流れに乗れない。
何かと人の目が気になってくる。
何気ない一言でも自分には深く心に突き刺さる。
もうここにいたくない。
人の目が気になるから人に合わないようにしようって。
いつもの思い込みなんだろうけど。
また、
環境を変えれば良い人に出会えるかもしれない。
ここにいたらダメだって。
という思いが出てくる。
また、それって
同じことの繰り返しをしているよね？
ここで楽しみ見つけてないから、今ここで見つけてないから
いつまでたっても同じことの繰り返しなんじゃない？？
＃人生 ＃ポエム
「10年で変わったこと・変わらなかったこと」
はてなブログ10周年特別お題「10年で変わったこと・変わらなかったこと」
【１0年で変わったこと】
10年もたてばやっぱり心の在り方は変わった。
チャレンジ精神旺盛ばかりだった私はもう安定志向に走ってしまってね。
友達だって変わった。
結婚して子供ができる年だから以前遊んでた友達とは疎遠になったり、
思い通りにいかない人生を恨んだり邪悪な部分が出てきたりする。
【１０年で変わらなかったこと。】
住む場所は変わっても習慣はあまり変わってないなと思う。
早く寝たいとか、結局本を読んだり。
なんだ、根本的なところは何も変わってないじゃん。って思う
例えばここに大きな岩があったとしよう
「信じることができなければ何もできないから。」
自分の決断に後悔したときに言われた言葉。
「信じること」「軸を持つこと」
ふらふらしていると何をやりたいか何をしたいか
見失ってしまう。
自分はいつもそうだ。足元ばかり見て、石ころがあったらそこで立ち止まり。
あれ、自分は何がしたかったのだろうって、
どこに行きたかったのだろうってわからなくなる。
空を見上げるのを忘れてしまう。
虹をかけるのを忘れてしまう。
もう迷いたくない。立ち止まりたくない。
自分の道を見つけて歩いていきたい。
立ち止まらない
立ち止まらない
「決めないと前に進めないから」
例えば大きな岩が目の前にあったとしよう。
どっちにいけばわからない。
こっち？そっち？
そこで迷って迷って行き止まりになったとき。
どうやって道を見つけていくのか。
カラスが教えてくれる方？
そのカラスは信用できるの？
わからないわからないどっちに行けば正解かわからない。
ここで何もせずに立ち止まる。
ねぇ、それってすごくつまらないんじゃない？
そこでじっとしてたら寒くなるだけだよ。
動いたら暖かくなるんじゃないかな。
どちらかの道を選べば
何か面白い発見があるのかもしれない。
